みなさんは、ミニマリストと聞いてどのように思いますか?
「何もない部屋で生活する人」
「自分を追い込むストイックな人」
そのようなことを想像したでしょうか?
確かにそのような人もいますが、「何もない=ミニマリスト」というわけではありません。
そんなミニマリストの本質について、本書は書かれています。
ミニマリストである著者・三月京介さんは、「多くの人に、重荷を少しずつ手放して身軽に生きてもらう」をテーマに生活しています。
三月さんのミニマリズムは、極限を求めるミニマリズムではなく、「やさしいミニマリズム」です。
「やさしいミニマリズム」には、無理をしない「優しさ」と誰にでも一歩が踏み出せる「易しさ」の2つの意味があります。
そんな「やさしいミニマリズム」についてみていきましょう!!
目次
【1分でわかる】『1歩ずつ、ミニマリストへ』の要約
みなさんは、人生の重荷とはなんだと思いますか?
三月さんにとって、人生の重荷とは「他人との比較に基づいた幸せ像」だと述べられています。
私たちは、テレビや広告、ネット記事などから多くの情報を受け取っています。
それらに素直に従っていると、「所有していないと幸せではない」ように感じます。
本来、「幸せ」とは誰かと比べるものではありません。
「モノを所有することでしか自己表現できない」というのは、作られた価値観です。
モノなどなくても、自分は自分です。
だからこそミニマリストは、自分のことをよく理解し、自分の価値観で生きているのです。
みなさんは、「ミニマム」と「ミニマル」の違いはわかるでしょうか?
ちなみに私は、ミニマリストを自称しておきながら、知りませんでした…
「ミニマム」とは、最小値のことで、これ以上減らすことができないことです。
「ミニマル」とは、「可能な限り少ないけれども、必要十分であり、自分にとって快適である」というニュアンスがあります。
つまり、「ミニマム=ミニマル」ではありません。
そして、ミニマリストは「ミニマム」を求めるのではなく、「ミニマル」を求めているのです。
ミニマリストが大切にしていることは、モノを捨てて、手放して、自分はどうなりたいかです。
ミニマリストは、ただ少ないモノで生活する人のことではありません。
基本的には「ミニマル」な考え方であり、本当に必要なモノにだけ、お金や時間などを使うのです。
モノを減らすのは、空いたスペースに大事なモノを入れるためです。
だからこそ、モノを捨てて、手放して、自分はどうなりたいかを大切にするのです。
『1歩ずつ、ミニマリストへ』を読んだ感想
『1歩ずつ、ミニマリストへ』を読んだ感想は、とても共感するところが多かったです。
本書は、ミニマリストの人に向けてというよりは、ミニマリストに興味がある人向けに書かれた本だと思います。
もちろん、すでにミニマリストの人でも読む価値はあると思います。
私自身、「ミニマム」と「ミニマル」の違いを確認できましたので…
他にも、ミニマリストになることで手に入るものは書かれています。
ほとんどが私も、共感できる内容が多かったです。
ミニマリストに興味がある人にオススメの一冊だと思います。
おわりに
今回は、『1歩ずつ、ミニマリストへ』を読んだ要約・感想を書いていきました。
本書は、ミニマリズムについてやさしく書かれている一冊でした。
私自身、とても参考になりました。
ぜひ、ミニマリストに興味がある人に読んでみてもらいたい一冊です。