今回は、『SDGsが生み出す未来のビジネス』を読んだ要約と感想を書いていこうと思います。
SDGsについて、私は聞いたことはありましたが、一体どのようなものなのかは詳しくは知りませんでした。
本書では、SDGsを生かして、今後のビジネスについて書かれています。
さっそく、詳しくみていきましょう!
目次
SDGsとは
SDGsとは、持続可能な社会を実現するための17のゴールのことである。
このままいけば、地球資源は2030年には底をつき、存続できなくなると言われています。
そのために、誰一人取り残さず、持続可能な社会をつくるために、SDGsができました。
以下がSDGsに掲げられている17のゴールになります。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてグリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基礎をつくろう
- 人や国の不満をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と平等をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
以上が、達成すべき目標である。
5つのP
SDGsと聞くと、17のゴールに注目しがちですが、それ以外にも、17のゴールを達成するための5つの基本事項があります。
それが「5つのP」です。
「5つのP」とは、「人間」(people)、「豊かさ」(prosperity)、「地球」(planet)、「平和」(peace)、「パートナーシップ」(partnership)です。
本書では、この「5つのP」を使うことで、これからのビジネスが変わっていくことが述べられています。
その一例として、イギリスの化粧品メーカー「LUSH」が脱プラ(プラスチックを扱わないこと)をしたことで売り上げを3倍に伸ばしました。
売り上げを伸ばした背景には、脱プラによって廃棄プラスチック問題を解決させ、包装コスト開発によって質の高い商品が誕生させたことがある。
つまり、これからの社会では、ただ利益のみを追求するのではなく、利益と同時に社会的課題を解決することが大きな利益につながることになる。
事実、最近の若者は、購入するときに社会問題の解決に取り組んでいる企業の商品を買うようになっており、就職も規模や実績よりも、良心を重視している傾向があります。
このことからも、社会的課題に取り組むことが、最終的には利益につながるのです。
新しいマーケティングフレームワーク
今、マーケティングの4Pが変わりつつある。
4Pとは、商品・サービス(Product)、価格(Price)、流通(Placement)、販売促進(Promotion)のことです。
本来であれば、マーケティングはこの4Pに当てはめて、行っていくのが普通であった。
しかし、SDGsの登場によって、4P×5P(5つのP)のマーケティングを行う企業が利益を上げるようになっています。
その例として、平和を阻害しないビジネスを行う「トリワ」をみてみよう!
ここでは、暴力と闘う腕時計として、トリワの「TORIWA X HUMANIUM METAL」の事例が紹介されている。
この腕時計は、違法銃器を溶かし、不純物を取り除いて再精製された金属から作られている。
そして売り上げの一部は、武器によって負傷した被害者の救済のための寄付を行なっている。
これによって、天然資源を使わずに、不要になるべきものを素材としているため環境に優しく、平和に貢献している。
ここでは4Pの「価格(Price)」×5Pの「平和(Peace)」を用いてマーケティングを行なっていると分析できる。
このことからも、このような企業が売り上げを伸ばし、増えていくことが考えられます。
まとめ
今回は、『SDGsが生み出す未来のビジネス』を読んだ要約を書いていきました。
本記事では、これからビジネスがどのように変わっていくのかを中心に要約してみました。
他にも本書では、色々な社会課題に取り組む企業が紹介されています。
もし気になりましたら、読んでみてください!
私も本書を読んで、自分にできることはやっていこうと思います!
それでは!最後までご精読ありがとうございました!