みなさんは、日本は草食男子が多いと思いますか?
統計的に、日本では草食系が増加傾向にあります。
ではなぜ、そんな草食系が増加したのでしょうか?
そのことについて詳しく説明しているのが、『なぜ、男子は突然、草食化したのか』です。
本書では、草食系が増加した理由について、統計データをもとに説明されています。
日本の草食化には、若者の意識の変化が大きく関わっています。
それは一体どのような変化なのか、以下より詳しくみていきましょう!!
目次
『なぜ、男子は突然、草食化したのか』
本書では、日本の草食化が起きた要因として、若者の意識の変化があると述べています。
その変化とは、異性に対する関心の減少です。
要因として、若者が不安を煽られ、異性と浮かれている場合ではないと思い始めたからです。
そして同時に、異性に対する関心は、男性よりも女性の方が高くなりました。
それによって、今まで「肉食男子」「草食女子」と言われていたものが逆転し、「草食男子」「肉食女子」と言われるようになったのです。
本書の中で、草食化とタンパク質の関係について、より深い追求が必要であると述べられています。
事実、タンパク質の摂取量減少と草食化は、ほぼ同じ時期に起きています。
しかし、それだけで、草食化したと断言するのは危険です!!
その理由として、タンパク質の摂取量が減少した要因が、解明できていないためです。
要因として、誤った健康ブームからの摂取量の減少や若者への負担増加によるストレスからの食欲不振などが考えられます。
そのため、「草食化したのはタンパク質の摂取量が減少したから!」と考えないようにしましょう。
世界で唯一、日本の女子高生だけが、男性高校生よりも幸福度が高い傾向があります。
その理由は、欧米のような強迫観念に囚われていないことが挙げられます。
東アジアの高校生の特徴として、「自分の考えよりも周囲の期待に答えられるか」が満足度に影響している傾向にあります。
それは、大人や先生が少なくともタテマエ上では、「女性の体型はスリムであるべきだ」に強迫することはありません。
そのため、日本の女子高生は、あまりプレッシャーを感じずに生活でき、幸福度が低下しないことにつながります。
ではなぜ、男性よりも幸福度が高いのかは、次で詳しく説明します。
日本では、成人しても女性の方が、幸福度が高い傾向にあります。
これは明らかに、男性優位社会と言われている通説と、矛盾しています。
その要因の推測として、日本の女性がとても自由な環境にいるためです。
※あくまで推測です。
世界では、イスラム教や儒教などの宗教観から「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」のような考え方が、残っています。
日本では、男女平等などが進められたことで、そのような考え方は無くなっていきました。
しかし日本では、「男はこうあるべき」の考え方が残っていることが挙げられます。
例として、「男は女性を守らなくてはならない」「男なら大黒柱として支えろ」と言う考え方です。
※もちろん全ての人が、この考え方に当てはまるわけではありません。
これによって、男は縛られた環境を生きることになり、幸福度が低くなると考えられます。
最後に、日本の所得格差(貧富の差)についてみていきましょう!!
日本では、国際的な標準で所得格差が検証されていません。
そこで本書では、ジニ係数をもとに所得格差の推移についてまとめられている。
ジニ係数とは、所得格差を調べるときに使用する基本指標になります。
それによると、世界では所得格差は上昇傾向にあるが、日本だけ横ばいの状態になっています。
つまり、日本でも所得格差が上昇していると思っているかもしれませんが、実際はそこまで深刻化はしていないのです。
このことからも、「日本でも貧富の差が激しくなっている」と決めつけるのはやめましょう。
まとめ
今回は、『なぜ、男子は突然、草食化したのか』についてまとめていきました。
本書では、今回紹介したこと以外にも、統計をもとに多くのことが説明されています。
興味がありましたら、ぜひ読んでみてください!!