最近、飲み物を持ち歩くようにしたいと考えているのですが、水筒はなんかいやだ。
「そうだ!ペットボトルを使い回せばいいのでは!」と思い、ネットで調べてみると、あまりオススメではないみたいです。
それでも、諦めたくないので、ペットボトルを使いまわせるギリギリを調べたい。
- ペットボトルの使い回すと菌はどのくらい増えるの
- どんな使い回し方が細菌を抑えることができるの
そんなことを知りたい人向けの記事です。
さっそく、以下より見ていきましょう。
目次
ペットボトルの使い回しの危険性
結論から言うと、ペットボトルの使い回しはどこも推奨していません。もちろん、私も勧めません。
使い回しをすることで、細菌が増殖する為であり、安全性が保証できないからです。
ですので、みなさんも使い回しはやめましょう。で終わらせるわけにはいきません。
私なりに、使い回しをする際のギリギリのラインを調べていこうと思います。
これはあくまで、私の中の結論ですので、マネをする際は自己責任でお願いします。
まずは、弘前大学の研究から、菌の増殖についてみてみよう。
ここでは、4つの条件での菌の増殖について書かれている。
開栓のみであれば、菌の増殖はそこまで大きくはないが、口をつけたり、別の容器に注いだ場合には菌の増殖が大きくなっているのがわかる。
ここからも、ペットボトルは開けただけでも、細菌が増殖をすることがわかる。
やはり、ペットボトルの使い回しをするのは、細菌の増殖からみても止めることを勧める。
それを理解してもらった上で、さらに深掘りしていこう。
ここでいう、一般性菌数とはなんだろうか。調べてみると以下のものである。
一般性菌数とは、ある一定の条件下で発育する中温性好気性生菌数を意味し、食品の微生物汚染の程度を示す最も代表的な指標です。
株式会社 東邦微生物病研究所 より https://www.toholab.co.jp/info/archive/4009/
つまりは、食品の安全性を図るための指標である。
では、実際にペットボトルで増殖する菌は、人にとって有害なものか、無害なものなのかを知りたい。
のだが、調べた限り、ペットボトルに残る細菌について書かれているものがない。
しかし、名古屋市立城山中学校2年村松美月の研究に面白いものがあった。
ここでは、飲み物ごとに細菌の増殖についてまとめられているのだが、どれも面白い結果になっている。
ここでわかることが以下のことである。
- 温度によって細菌の増殖に大きな違いはない
- 酸性(pHが高いもの)の飲み物は菌の増殖が少ない
つまり、緑茶やスポーツドリンクなどの飲み物では、細菌の増殖が抑えることができるのだ。
この研究では、一般性菌数ではなく、実際にペットボトルにある細菌の結果であるので、とても参考になる。
しかし、ここまでで、ペットボトル内の細菌数について知ることはできたが、ペットボトルの蓋や飲み口に存在する菌については知ることができない。
調べてみたが、残念なことに、ペットボトルの飲み口や蓋だけの細菌の増殖についての研究はなかった。
なので、ここからは、ペットボトルの容器内の細菌データのみを元に使い回し可能かの私の結論を書いていこう!
ペットボトルの使い回しの最善のやり方
ここでは、使いまわすことは危険であることを前提に、私の思う使い回しの限界を考える。
最善のやり方は、あくまで私の出した結論ですので、実際のデータなどはありません。絶対の安全は保証しないので、あらかじめご了承を。
細菌研究を色々調べて出した結論は、中身はレモン入りの水にして、1ヶ月間使い回すことに決めました。
理由は、phの高い飲み物であれば、細菌を抑えることができるからである。
意識することとしては、以下の3つである。
- 1日で全て飲み干し、残ったら中身は全て捨てる
- 中身を捨てたら、洗剤で飲み口と蓋を洗浄し、ドライヤーで乾かす。
- 乾かしたらすぐに水を入れて、夏場の車の中に置く
私は、ペットボトルの使い回しは、夏場にしかしない予定なので、車の中の高温状態で細菌が死滅する推測のもとやってみます。
余談ですが、使い回すことで、ペットボトルにある細菌では、体調を崩さない体を手に入れることを、ひそかに期待している私です。
まとめ
今回は、ペットボトルの使い回しについて、まとめていきました。
結論は、細菌の増殖から見ても、使い回しをすることはオススメできません。
もし、使い回しをする際は、自己責任で行い、気になることは医師と相談しましょう。
今回の記事は以上になります。最後までご精読ありがとうございました。